- 考えない家事は、一度決めて終わりではありません。
- 年齢や暮らしが変われば、ラクな方法も変わります。
- 「あれ?」と感じた時が、仕組みを決め直す合図です。
考えない家事は、今の自分をラクにするだけではありません。
年齢とともに変わる体力や暮らしに合わせて、仕組みを作り直していくことでもある。
つまり、「一度決めて終わり」ではないのだと思います。
考えない家事は、何も考えないことではない
私が考える「考えない家事」は、家事について何も考えないことではありません。
毎回同じことで迷わなくて済むように、最初に仕組みを作っておくことです。
買う物をメモする。戻す場所を決める。ストックの持ち方を決める。
一度決めておけば、そのたびに考える回数を減らせます。
でも、その仕組みを一生変えてはいけないわけではありません。
昔の自分に合った収納が、今も合うとは限らない
30代の頃に決めた収納が、50代になった今の自分にも合うとは限りません。
以前は平気だった高い棚も、最近は少し怖いと思うようになりました。
特に怖いのは、登る時よりも降りる時です。
「まだできる」と「これからも安全にできる」は、同じではないのだと思います。
この場所は、今の私にも取りやすいだろうか。
戻すたびに、無理な姿勢になっていないだろうか。
この先も、自分で管理したい量だろうか。
何歳から変えなければいけないとは、決められません。
でも、「あれ? 前より少し怖い」「なんだか面倒になった」と感じた時は、暮らしを見直す合図なのかもしれません。
物の価値ではなく、自分のいる場所が変わった
40年間捨てられなかった、白い毛糸がありました。
祖母へ膝掛けを編んだ時の残りで、棒針編みを自分で覚えた思い出も入っていました。
若い頃は、「いつか使う」で残しておけました。
でも50代になり、この先も自分が管理するのか、思い出の品として残すのかを考えるようになりました。
毛糸の価値が変わったのではありません。
物と向き合う、自分のいる場所が変わったのだと思います。
空いた時間で、暮らしの不満を見直す
考える回数が減ると、少しだけ時間や気持ちに余白ができます。
その余白で、新しいことを増やすだけではなく、今の暮らしに合わなくなった場所を見直してもいい。
高い棚に置いている物を、一段下へ移す。
よく使う物を、手の届きやすい場所へ変える。
「いつか使う」で持っていた物を、今の自分が管理したいか考えてみる。
暮らしを全部作り直さなくても、一か所変えるだけでいいと思います。
一度決めた仕組みも、決め直していい
一度うまくいった方法を変えるのは、少しもったいない気がします。
以前の自分が間違っていたようにも感じます。
でも、その時の自分には合っていた。それが今は合わなくなった。ただ、それだけです。
失敗したから変えるのではなく、今の自分に合わせるために変える。
考えない家事とは、一生同じ仕組みで暮らすことではありません。
今の自分が無理なく、安全に暮らせるように、考える回数を減らしていくこと。
年齢を重ねたら、暮らしも次のステージへ変えていいのだと思います。