- 家事で疲れるのは、作業だけでなく「どこだっけ」と覚えておくこともあります。
- 置き場所を決めて、見れば分かるようにすると、探す回数が減ります。
- おしゃれ収納ではなく、自分や家族が困らないための仕組みです。
家事でしんどいのは、作業そのものだけではありません。
「あれ、どこに置いたっけ?」
「これはどこにしまえばいいんだっけ?」
「家族に聞かれた時、また説明しなきゃ」
そういう、覚えておく家事も意外と疲れます。
だから私は、なるべく置き場所を決めて、見れば分かるようにすることにしました。
洗面所をなくした家で、置き場所を作った
以前は、お風呂場に8段くらいのタンスを置いていました。
「お風呂場にタンス?」と思うかもしれません。
でも我が家には、洗面所がありません。
リフォームをした時に、洗面所は取っ払ってもらいました。
洗面所があると、そこもまた掃除する場所になるからです。
トイレがある。
台所がある。
お風呂場がある。
私には、それで十分でした。
洗顔や歯磨きは、基本的に台所で済ませています。
夫婦ともに寮生活が長かったこともあり、特に大きく困ったことはありません。
その代わり、タオルや洗剤などを置く場所が必要でした。
マスキングテープで、見れば分かるように
そこで以前は、お風呂場にタンスを置いて、引き出しごとに分けていました。
引き出しには、マスキングテープで「私用」「タオル」「バスタオル」「洗剤」のように書いていました。
よく使うものは、なるべく上の段に入れる。
使用頻度の低いものや、洗剤のように重たいものは下の段に入れる。
それだけのことですが、毎回考えなくて済みます。
「あれはどこだっけ?」
「これはどこに入れるんだっけ?」
そうやって迷う時間が、少し減ります。
家事は、ひとつひとつは小さいです。
でも、その小さい迷いが毎日積み重なると、けっこう疲れます。
だから私は、見れば分かるようにしておきたいのです。
収納場所を減らしても、考え方は残った
今は、その8段くらいのタンスも処分しました。
理由は、物の管理量を減らしたかったからです。
分けて収納することは便利です。
でも、収納場所が増えると、そこに入れる物も増えます。
引き出しがあると、なんとなく入れてしまう。
入れたものを覚えておく必要が出てくる。
気づくと、管理する物が増えている。
それもまた、家事の負担になると感じました。
だから今は、タンスを処分して、物の量そのものを減らす方向に変えました。
ただし、置き場所を決める考え方は今も残っています。
普通のゴミ袋はここ。
タオルはここ。
食器用洗剤のストックはここ。
分かりにくいものには、今でもマスキングテープで書いています。
きれいなラベルではありません。
おしゃれな収納でもありません。
でも、見れば分かる。
それで十分だと思っています。
もしもの時にも、分かるようにしておきたい
置き場所を決めているのは、自分のためだけではありません。
もし私に何かあった時、家のことが分からなくて困る人が出るかもしれない。
夫はたぶん、家の細かいことまでは分かりません。
洗剤のストックがどこにあるか。
地域指定のゴミ袋はどれか。
タオルはどこにあるか。
毎日やっている私には当たり前でも、やっていない人には分からないことばかりです。
私は、もしもの時は弟に託すことになると思っています。
だから、弟が来ても困らないようにしておきたい。
どこに何があるか、なるべく一目で分かるようにしておきたい。
これは、終活というほど大げさな話ではないかもしれません。
でも、家の中の物の置き場所を分かりやすくしておくことは、自分だけでなく、残された人を助けることにもなると思います。
探す家事、説明する家事を減らす
家事には、見えない管理がたくさんあります。
どこにあるか覚えておく。
残りがあるか覚えておく。
買い足す時期を覚えておく。
家族に聞かれた時に答える。
自分が動けない時に、誰かが探せるようにしておく。
こういうことは、家事として数えられにくいです。
でも、実際にはかなり頭を使っています。
だから私は、なるべく頭の中だけで管理しないようにしたいのです。
置き場所を決める。
マスキングテープで書く。
よく使うものは取りやすい場所に置く。
重たいものや使用頻度の低いものは下に置く。
管理しきれない収納は、思い切って減らす。
覚えておく家事を減らす。
探す家事を減らす。
説明する家事を減らす。
私にとって置き場所を決めることは、今の自分が暮らしを回しやすくするための工夫でした。
これも、私にとっての考えない家事です。