- 介護のために仕事を休んでいた間も、何もしない休日ではありませんでした。
- いつもの生活に介護が加わり、一日中、見て、考えて、動いていました。
- 休む必要がある日に、自分を責めすぎなくていいと思います。
介護のために仕事を休んだことはありますか。
私は実際に、母のためにまとまった期間、仕事を休んだことがあります。
その時は、今日は母とゆっくり過ごせるかもしれないと思っていました。少し話をしたり、様子を見たり、そばにいる時間が取れるかもしれない、と。
でも、実際はそんなに簡単ではありませんでした。
いつもの生活に、介護が加わる
清拭をする。体の向きを変える。着替えを整える。食事を準備する。必要なものを買いに行く。
そこに、洗濯や食器の片付けなど、普段の生活も重なります。
介護だけをする時間ではなく、普段の生活の中に介護が入ってくる。私は、そこが思っていた以上に大変でした。
清拭は、拭くだけではなかった
寝たままの母の体をタオルで拭き、デリケートな部分をきれいにする。体を支えながら、服やシーツを整える。
自分ならお風呂で当たり前にしていることを、寝たままの人に行います。
体力も、時間も、気力も使いました。
見て、考えて、また動く
ただ作業をすればいいわけではありません。
寒くないか。痛くないか。顔色はどうか。息づかいはどうか。食べられそうか。疲れていないか。
家族だから、言葉にしなくても分かるわけではありません。見て、聞いて、やってみなければ分からないことがありました。
そうしているうちに、時間はあっという間に過ぎていきました。
母と話す時間は、思ったほど残らなかった
私は、母ともっと話せると思っていました。
でも実際には、清拭をして、片付けをして、食事を考え、買い物へ行って、また戻る。
気づいた時には、思ったほど話す時間が残っていませんでした。
仕事を休んでいる間も、介護と生活は途切れずに続いていました。
仕事を休んでも、休んでいたわけではない
私は、家族みんなで祖母を介護した経験もありました。
だから少しは、何が起きるのか予測できていたと思います。それでも母の介護で休んでみると、思っていたより忙しく、ゆっくり話す時間もありませんでした。
仕事を休んでいるからといって、何もしていないわけではありません。
家の中で、誰かの体を整え、食事を考え、不安を見ながら、自分の生活も同時に回しています。
介護のために休むのは、必要な時間だった
介護のために仕事を休むことへ、肩身の狭さを感じる人もいるかもしれません。
職場の制度や休み方は人によって違います。それでも、家族の介護に時間が必要なことまで、甘えだと思わなくていいのではないでしょうか。
私にとって、介護のために仕事を休んでいた期間は休日ではありませんでした。
その時間を、母の生活を支えるために使っていたのだと思います。